展示処分品を購入するに至った訳
本題に入る前に、展示処分品の防水カメラを買ったきっかけからお話します。
私は海が大好きなので、ここ何年かは毎年1月頃に家族旅行でグアムやオーストラリアに出かけていました。
自宅リビングの窓からは海が見え、チャリで数分のところに海水浴場があるという海好きにはたまらないロケーションに住んでるので、わざわざ遠くの海に行かなくてもいいとは思うんですが、やっぱり綺麗な海で泳ぎたくなるんです。
それなのに、なぜか今年はスキーに出かけてしまいました。
来年こそグアムに行こうと自分に言い聞かせて...
マイルを貯めようと思ったのも、このことがきっかけです。
さまざまな陸マイラーさんのブログをみて、来年の旅行のためにとせっせとマイルを貯める作業をしておりました。
偶然にも5月から雨金まつりに参加できたことで7月頃に4万ポイントほど手に入れることができました。
これって沖縄だったらいけるかも〜と、急遽ビーチリゾートへの旅行を計画する運びとなりました。
前年のグアム旅行の際、持って行ったリコーのPXという防水カメラを水没させてしまっていたので(ストラップを手首に巻いて泳いでいた時にカメラを岩にぶつけてしまったようです)、今回の旅行のために新しくカメラを購入すべく情報収集を始めました。
購入した防水カメラ
今回はスキューバーの時もカメラを持って行きたかったので、水深15mぐらいはいけるカメラを探していたのですが、そうすると結構高いんですよね。
いくつかの家電量販店を巡っていた時に、展示処分品ということでリコーのWG-5GPSというカメラが結構お安い値段で出ていました。
ちょっと記憶があいまいですが、価格コムで3万円以上していたものが、2.5万円ぐらいだったと思います。
さすがに防水カメラで展示品はマズイよなぁと思ったんですが、展示品処分であっても防水カメラですと堂々と販売しているし、値段も安くなってるし、ここはお店を信用しようと購入を決意しました。
この時、自宅風呂場で水没テストをしておきべきでした。
(水深10m以上のところに持って行こうと思っているカメラを風呂場でチェックして、どの程度確認できるかはわかりませんが)
なぜ防水性能が損なわれたいた?
リコーの商品説明にこのような注意書きがありました
展示品でしたから、どのような扱いをされていたかはわかりません。
もしかしたら、強い衝撃が加わっていたのかもしれません。
でも、本体もきれいで大きな衝撃を受けたような傷もなく大丈夫だと思ったんですよね。
ただパッキンの劣化はあったかもしれません。
発売されてから1年以上経過する機種でしたし、発売直後に展示されたのだとしたら余裕で1年超えてたでしょうから。
展示するため電源ケーブル付きの疑似バッテリーが繋がれており、バッテリー部分のフタが開きっぱなしになっていたので、それが劣化を早めたのかもしれません。
すべて憶測ですが...
使用する前はバッテリー部分のフタがちゃんと閉まっており、ロックされていることも常に確認していたので、今回の水没原因はやはり防水性能が損なわれていたのだと思っています。
水没した状況とその後
奄美大島の旅行初日のことです。
到着してすぐに空港の前で家族の集合写真を撮り、さっそく泳ぎに行こうという話になったので、この旅行で初めての海に行きました。
マスクを付けシュノーケルをくわえて右手にこのカメラをもって、きれいな奄美の海に飛び込んだんです。
数枚写真を撮った後、突然液晶画面が消えました。
おかしいなと思いながらカメラを触っていると、電源ランプはつくのですが液晶がまったくつきません。シャッターを押せている感覚(音)もありません。
全面のレンズまわりにあるLEDが細かく点滅しています。
これはただ事ではないなと、一旦浜にあがることにしました。
そうすると、みるみる液晶の周りが曇ってきて、これやっちゃったなぁ〜って感じました。
ホテルに戻ってバッテリーケースをあけた瞬間、ボトボトと水が...
かなりの水の量です。
バッテリーは当然水浸し、SDカードも同様です。
海の写真はいいとして、空港で撮った家族写真がなくなるのは痛いなぁと感じながらSDカードが乾くのを待ちました。
幸いSDカードのデータには問題なく、大切な家族写真は残りました。
海の中の写真は3枚だけ撮れていました。
水没までの時間はほんの数分、水深も1m程度のところでの水没と思われます。
まさか、こんな浅いところで水没するとは夢にも思っていませんでした。
カメラは保証されるのか?
買って2ヶ月の防水機能付きカメラが、まさかの水没。
それも14mまで潜れる性能があるにもかかわらず、わずか1mたらずの水深での水没。
購入店もしくはメーカーがどのような対応をしてくれるのかドキドキしながら修理をお願いしました。
購入店は「保証期間内ですね、メーカー修理になります。費用が発生する場合はお客様に連絡いたします。」と事務的な対応でした。
展示品を購入したこと、使用時はパッキンのゴムにゴミがついていないことも、きちんとロックしていることも確認して使用しています。ときちんとメーカーに伝えてくださいとお願いしました。
なぜ水没したのか原因がわかれば教えて欲しいということも伝えてもらいました。
この時は店員に不良品売ってないよね?というニュアンスも込めて話しています。
結果、本体交換になりました。
SDカードについては、今は問題なく使えてるので保証を申し込みしませんでした。
水没原因は修理明細には記載されておらず、お店にも連絡はなかったそうです。
おわりに
展示品を購入する場合(中古でも同様ですが)、いくら安くても今までどのような使われ方をしたのかわからないので、それなりの覚悟で購入しなければならないことを改めて実感しました。
今回、撮影した画像は無事だったので実質的な被害はありませんでしたが、データがだめになっていたらと思うとゾッとしますね。
ちなみに、iPhoneとAmazonで購入した1000円ぐらいの防水ケースで十分いい水中写真がとれました。
ダイビングの写真はインストラクターの人が撮ってくれたので、防水カメラ用意する必要ありませんでした。
2度も防水カメラを水没させてしまったし、もう自分は防水カメラは買わないと思います。
せっかく本体交換してもらって新品になったカメラですが、未使用でオークション行きですね。